受験英語の問題種別

受験の英語といえば、ご存知のように「~問題」といった類型があり、主なものは次の通りです。

a)穴埋め(選択肢あり/なし)
b)文章並び替え
c)英文和訳
d)和文英訳
e)長文読解

a)は、短文の一部分が空欄になっており、適当な単語を選択もしくは記入して回答するもので、その一点の語彙もしくは文法知識を問う問題です。選択肢が無いほうが難易度は高いですが、マークシート形式の試験では当然ながら選択肢形式のみの出題となります。

b)は、短文の全部もしくは一部分が単語ごとに順不同に並べられており、それらを正しい順番に並び替えるもので、2つ以上の語彙もしくは文法知識を問う問題です。(a)よりも少し知識が必要です。応用編として、並び替えに不要な単語が含まれているケースがあり、その場合やや難易度が上がります。

c)は、その名の通り、一文もしくは複数の文を意味の通る日本語文に置き換えるものです。文を構成する各単語・熟語の意味、およびそれらをつなぐ文法の正しい理解を問う問題です。ちなみに、a)とb)が答えが一つしかないのに対し、和訳の答えは、細かい表現の違いや言い換えによって複数のパターンが考えられます。

d)は、c)の逆のパターンで、日本語文を英語の文に置き換えるものです。出題内容に合わせて適切な単語を思い起こし、それらを文法的に正しく組み合わせて英文を作成することが必要で、上記3タイプと比べると難易度は一段上です。しかしながら、単語さえ思いつくことができれば、b)の並べ替え問題と同じと考えることもできます。c)と同様に、単語と構文の選び方よって答え方は何通りもあります。

e)は、複数の段落からなる、まとまった長さの文章を読み、それに関連する設問に答えるものです。設問で問われている内容が、文章のどの部分にあたるのかを、的確に見つける必要があります。単語、文法の知識はもちろんですが、文章全体を一読して大意を把握するという技術が重要になってきます。

個別の学習法および勉強法については、別項にて紹介します。


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